予約システム以外で重要なのが「クレジットカード決済システム」です。これはレジスターと一緒に勘案したほうが良いでしょう。
【レジスター】
取扱い商品がそれほど多くない場合は普通のレジで十分でしょう。ただ、以下の場合はタブレット端末を用いたPOSレジ(エアレジ、ユビレジなど)の導入を検討しましょう。
①カフェや土産物など副収入の売上も期待できそうな場合
(席の管理や在庫管理もPOSレジならできます)
②自動で前述の会計システムに売上を計上したい場合
(会計システムと連動できるケースが多いです)
③レジとカード決済を同期したい場合
【カード決済システム】
CAT端末は導入や維持にコストがかかります。タブレットやスマホをカード決済端末に変えるICカードリーダー(ス○エア、コ○ニー、楽天○イなど)が便利です(ブランド名のため一部名前を伏せています)。特にゲストハウスでは「ス○エア」の導入がおすすめです。ス○エアのみノーショウ対策としてオーソリゼーションをかけることができるからです。一方でエアペイメントのようにサービスの決済に対応していない(物販のみ対応)ものもあるので注意してください。 なお、多くのカードブランドや電子マネーに対応しているという意味では楽天ペイに一日の長があります。オンラインとオフライン(店頭)で使い分けるのも手ですね。
【電子マネー対応】
昨今では、日本国内でも電子マネーによる決済の機会が増えてきました。そしてその多くがカード型決済(カードリーダー型決済)からスマホ型決済(QRコード決済)に移行しています。これがないから、宿泊予約をしない、という人はいませんので、あわてて導入をする必要はありませんが、「スマホ型決済」の導入は安価でできますので、飲食店や物販を併設する場合は、検討してみるのもいいですね。特にスマホ決済(アリペイやウィーチャットペイ)が普及している中国からの旅行者には、喜ばれることでしょう。
<決済サービスのリンク>
【車両設備】
車両がある場合、二次交通として活用するこができます。特定の二拠点間(駅⇔ゲストハウスなど)の移動の場合、二種免許は不要とみなされることが多いので。ただ白タク行為は違法ですので気を付けてください。自治体がレンタルサイクルを用意していない場所などは、自転車貸出しも顧客に喜ばれます。
【Wifi設備】
光回線を引き込むと「光ステーション」という顧客用wifiルーターを安価で設置できます。ただし電波が上下に弱いため、階数が多い施設は別途モバイルルーターなどでカバーする必要があります。いずれにせよ顧客用wifiはいまや必須ですので、第23項でチェックしてください。
【喫煙設備】
火事の危険があるので、喫煙専用スペースを別に設ける場合がほとんどです。この場合「分煙」設備に対し、JTが補助金を出すケースがありますので検討してみましょう。
タブレット端末はエアレジやユビレジなどのPOSレジアプリと相性が良く、カードシステムともリンクさせやすい。一方でレシートプリンター(ブルートゥース接続がオススメ)を別に購入しないといけない。
キャッシュドロアだけでなく、コインカウンター(目盛り)のついた手提げ金庫もあると、レジ締めのコインカウントがスピーディになる。